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モデリング技能認定の意義
ソフトウェア開発は、既に業務システム開発を、業務プロセスや業務実体などを表現するモデルを基に、流通ソフトウェアコンポーネントや再利用可能コンポーネントをカスタマイズ、又は組合せることで対応できる段階にあります。一方、B2Bなどeビジネス分野では、円滑なビジネス連携を可能とするため、業務プロセスや業務ルール等の共有や、業界ベストプラクティスへの準拠性確保など、システム開発の上流における作業が大きな意義をもっています。
したがって、今後のシステム技術者に求められることは、システム開発上流工程におけるモデル構築と、そのモデルを通じて、システムの妥当性、相互運用性、及び完全性に関する責任を果たすことにあります。
モデリング技術は、そのような上流工程のため、あるいは要求仕様とソフトウェア実装仕様の間を繋ぐために必須の技術と言えます。
健全なIT産業の発展のためには、技術者のモラルアップが不可欠であることは言うまでもありません。そのモラルアップと技術習得へのインセンティブ向上には、「技術者技能の公正な第三者による認定」と、その「認定結果の厳正な運用」が不可欠となります。つまり、技能をもつ者と、もたぬ者とを峻別し、その処遇も明確にすることが重要であります。
当協議会が実施するモデリング技能認定は、レベルに応じたモデリング技術者に必要とされるスキルおよび知識体系を明らかにし、それに基づいた客観的で公正な判定を行ないます。
UMTPスキル/知識体系
UMTPでは、モデリング技術者のスキルをL1からL4の4レベルに分類し、それらのレベルで必要とされる知識体系とスキルセットをまとめています。

レベル モデリングスキル 説明
L4 実践に基づいてモデリングを指導できる
L3のスキルを有し、開発プロジェクトでモデリングを一定数あるいは期間実践した経験を持つ
L3 実務でモデリングが実践できる
拡張性や変更容易性の点で高品質なモデルを定義できる
ビジネスモデリング、分析、アーキテクチャ設計、組み込み開発を行うための専門的な知識を備えている(分野は選択)
L2 UMLモデルの読み書きが普通にできる(モデリングリテラシーがある)
開発範囲の一部を担当し、モデリングができる
他者のモデルの意味を理解できる
L1 簡単なUMLモデルの意味が分かる
UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている

L1、L2は、(株)オージス総研殿が実施してきたUML技術者認定試験のBronze、Silver資格のスキルを包含するものです。L3は、開発プロジェクトの中心となってモデリングを行うスキルレベルを認定しようというものです。
試験体系

上記のスキルレベルに対応した認定試験を実施し、それぞれの合格者に合格認定をおこないます。上位の認定を受けるためには、下位の認定試験を合格していることが前提となります。
※2005年5月1日よりL1認定については、T2のみの合格で認定することとなりました。詳しくはこちらをご覧下さい。

●L1、L2、L3試験の出題範囲、受験方法、手続きについては試験概要ページをご覧下さい。

●今後の試験科目に関しましては、スキルセット・知識体系と合わせて順次公開します。


2008年3月13日
特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会(UMTP/Japan)


UMLモデリング技能認定試験とObject Management Group(OMG)および 株式会社UML教育研究所が実施するOMG認定UML技術者資格試験 OCUP)とは、UMLおよびモデリング技術の普及に互いに貢献するものとして、 当協議会ではOCUPも推奨しております。 OCUPについては、こちらをご覧ください。

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