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『DDD(domain-driven design)をじっくり語る60分』開催報告
 2014年1月30日モデリング技術セミナー『DDD(domain-driven design)をじっくり語る60分』が開催されました。
 DDD(domain-driven design)について聞いたことはあるが具体的にどのようなものなのかは知らない、興味はあるがEric Evans氏の著書を読みこなせる自信がないという方のために、同著の日本語版翻訳者の一人でもある和智右桂様にDDDの要諦をじっくり語っていただきました。

講演会場


講演「DDD(domain-driven design)をじっくり語る60分」
グロースエクスパートナーズ株式会社 ITアーキテクト
和智 右桂

 講演では、DDDのエッセンスをご紹介いただきました。ご自身が携わってきた大規模開発の経験を踏まえたわかり易いご紹介でした。エッセンスとして、最初に、「お客様の仕事を理解すること」、「お客様の言葉で理解すること」、その上で「モデルを共有すること」の重要性を教えていただきました。自ら担当されたプロジェクトでも業務の言葉を理解するために、専門書を読み、仕事を理解することから始めたとのことでした。さらに、モデリングとは、「知識に基づく表現の構造化・立体化」であるとし、その理解のために具体的な問いかけがありました。そして、エンタ―プライズ系開発で、自ら手掛けたプロジェクトの分析を元に課題を取り上げ、「トランザクションスクリプトとドメインモデルという対比を軸にシステム全体をどう組み立てるのか」をテーマに基本とすべき方針を解説いただきました。
 2つ目のテーマとして挙げられた「複雑さを凝縮したドメインにどう立ち向かうか」では、オブジェクト指向の手筋の重要性と業務的に意味のある概念に対して敏感になることを強調されました。小さいクラス、メソッドを作ることを怖がらない。制約事項をモデル上に記述し、コードの中に埋もれないようにすべきとのことです。本番稼働後に表面化する不具合が多々ありますが、この考え方を実践すれば、発生を抑制できるのではないでしょうか。

 最後にDDDはオブジェクト指向の「正しい」使い方を教えてくれる本であること。エンタープライズでは、オブジェクト指向の使い所が難しい。システムの急所を見極めて、しなやかな設計をとのことで締めくくられました。

 非常にわかり易い説明で、かつ、実務に即したポイントを絞ったご紹介で、ご参加いただいた皆様からも好評を頂戴しています。一部ご紹介します。
 「実務で経験されている内容という事で大変参考になりました。」
 「大規模開発でDDDを適用する場合の留意点が解りました。」
 「DDDについては中身を全く知らなかったので、非常にわかり易い説明で良かった。」

 当日は、お忙しい中、会場に足を運んでいただきました多くの皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
 なお、当日の講演資料は下記よりダウンロードできます。
 『DDD(domain-driven design)をじっくり語る60分』講演資料

 UMTPでは今後も情報モデリング及びソフトウェアモデリングに関する技術解説や最新情報のご提供を通じて、我が国のモデリング技術の普及とモデル共有に向けた活動を展開してまいります。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
 皆様の益々のご活躍お祈り申し上げます。



2014年2月吉日


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